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インスリンの副作用の恐ろしさを調べてみました。
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インスリン注射に副作用はありますか?という声をよく聞きます。
 
インスリン注射は血糖値を下げるには万能だと聞くと、そこで、ほっとしてしまいますが、実は、副作用があります。どんな副作用があるのかよく知っておく必要があるでしょう。

1. 低血糖症
 皆さんよくご存知の、低血糖です。インスリンが血糖を下げる作用を持つので、低血糖を起こすというのは、いわば当然のことなのですが、低血糖は副作用であるともいえます。

 なぜなら、低血糖をおこすまで血糖値を下げたいとは思わなくても、血糖値が下がってしまうことがあり、これが副作用ということになります。運動後遅発性低血糖症、無自覚性低血糖症などは、この副作用によるものともいえます。

 まれに、わざわざ低血糖をおこしたいと思って、インスリンを注射して低血糖を起こす方がいます。詐病性低血糖症というものです。まわりの家族やクリニックや病院の先生には、わざと多く注射して低血糖になった、ということをけっして言いません。隠してしまいます。

 自分の立場が悪くなり、どうしようもなく、のがれられない時、病気になってしまったほうがそれよりラクだと思うことはありませんか。試験勉強することを忘れていて明日試験だ、と気づいたとき、風邪でもひいて休みたいと思う気持ちと同じです。もちろん、この時起こした低血糖は副作用ではありませんが。

2. インスリンアレルギー
 インスリン注射したあと必ず、なんとなくかゆくなり、見ると注射部位に一致して赤くなっている、こんなことから、局所のインスリンアレルギーに気がつきます。

1回、2回ではなく、注射するたびに注射部位の皮膚がかゆくなり赤くなる、時間経過とともに軽快する、これを繰り返します。

 こんなことがあるようでしたら、先生に必ずお話してください。インスリン注射開始して1、2か月後から、またインスリン製剤を変更して、1、2か月後くらいから気づいてきます。

 これはIgEというインスリン抗体が産生されるためといわれていますが、ときには、インスリン製剤の中に入っている添加物(防腐剤など)が原因になっていることもあります。抗体のことは、次のところで、くわしく書きます。

3. インスリン抗体による低血糖および高血糖
 昔と違って、現在のインスリン製剤はヒトインスリンと同じです。もともとからだにあるインスリンと同じものと言い換えることができます。ですから、通常はインスリン製剤に対して、我々の体は抗体というものをつくりません。

 抗体というのは、体内にないものが体内に侵入した場合、我々の免疫機構が働いてこれに結合する抗体というものを産生します。抗体をつくって、外からの侵入者と結合して、侵入者を対外に排除しようとします。

ころが、インスリンアレルギーのところでも書きましたように、まれにインスリン抗体を産生する場合があります。速効型インスリンでも、中間型インスリンでも、混合型インスリンでも、どれに対しても、インスリン抗体は産生されます。ここでの抗体は、インスリンアレルギーの原因であるIgE抗体ではなく、IgGインスリン特異的抗体です。

 通常は血糖コントロールに悪さはしないのですが、時に低血糖をおこしたり、高血糖をおこしたりして、血糖コントロールがとても困難になることがあります。どうして、そんなことがおこるのかは、今回はお話しませんが、いったんこのようなことがおこると、1日の中でも、血糖コントロールが難しくなります。

 最近は、「ヒトインスリンもどき」の、インスリンアナログ製剤が多く使用されます。つまり、ヒトインスリンではないインスリン製剤が多く使用されているわけです。発売前の臨床試験のときは、インスリン抗体産生に関しては心配ない、という結論が日本でも海外でも出ているのですが、長く(何十年も)使用しているとどうなるのかは、まだよくわかっていないところがあります。もちろん、インスリンアナログ製剤使用している全員が、インスリン抗体を産生するわけではないので、ご安心ください。

 ヒトインスリンと比べてアナログ製剤のほうが、インスリン抗体を産生しやすいのかどうか、これもわかっていません。

4. インスリンリポジストロフィー
 むずかしい言葉を書きましたが、インスリン注射部位の皮膚の変化のことです。
 インスリン注射部位が膨らむことを、インスリンリポハイパートロフィーといいます。
 インスリン注射部位がへっこむことをインスリンリポアトロフィーといいます。

 インスリンリポハイパートロフィーは、長く同じ場所ばかりに注射していると、よくおこります。インスリンの効きが悪くなったり、血糖値が思うより下がったり、うまくいかないな、と思うときによくあります。場所を変えて注射するとまたよく効くようになります。

 インスリンリポアトロフィーは、昔、動物インスリン製剤を使用していたときによく見られましたが、今もなくなったわけではありません。日本ではあまりないのですが、海外の論文ではいまも、ときどき報告があります。


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